top of page

「側音化構音を聞き取って自分でも出すための指導者向け練習会」を実施しました





側音化構音を聞き取って自分でも出すための指導者向け練習会が終了しました。


変わり種の特別企画でしたが、当初の予定人数を上回るお問い合わせをいただき、無事に開催することができました。ご参加の皆様、ありがとうございました。


1日目は、主に、舌筋の解剖の復習から始まり、

側音化構音を出すために必要な舌の動きをみんなで練習をしました。

また、側音化で摩擦音を出す練習をしました。


1日目の終了時には、側音化の母音やサ行ザ行が皆様出せるようになりました。

また、実際の症例のサンプル音声を聞きながら、音の違いを確認しました。



2日目には、舌背をしっかり口蓋に付けられるようになり、破裂音を中心に練習しました。

終了時には、ぎ、げ、き、け、ち、りといった、側音化になりやすい音を無意味音節の中で出せるようになりました。

自分で出せるようになったことで響きの違いが分かりやすくなりました。

参加者同士で出題しあいながら、聞き分けクイズを行い、また、実際の症例の音声を確認しました。


そして3日目、

宿題をしっかりやってきてくださり、単語レベルでの練習に入りました。

聞き分けの練習も難易度が上がり、未熟構音と側音化構音の判別が難しいお子さんや、

同じ側音化構音でも構音点に違いがある方など、様々な音声を聞きました。



3日間を通して、小児3例、大人2例の方の音声サンプルを聞き、

最終的には側音化構音で、感想をお話していただけるとこまで到達しました。



この三日間を通して、

側音化構音が出せるようになっただけでなく、聞き分けのポイントを習得していただき、

また、逆の立場に立つことで、「練習した音を気を付けて使う」というのが、

とても疲労を伴うこともご経験いただけたのではないかな、と思います。


セラピーを受ける側の方に、負担が少ない言語療法の提供の一助となれば幸いです。


研修にご協力いただきました患者様に心より御礼申し上げます。




※この講座は不定期開催です。

開催希望のお声がございましたらまた企画を検討いたしますので、ご希望の場合はお声がけください。



閲覧数:127回0件のコメント

Comments


bottom of page